黒色無双を使ってみました

今回は話題になっている塗料、光陽オリエントジャパン株式会社から発売された「黒色無双」を使用してみました。

実物

容量は100mlで容器はプラスチックの内蓋なし。水で薄めて使用する水性です。蓋を開けたときマジックペンのような匂いが一瞬しますが、その後は無臭に近いです。

粘度は少々ありポタポタ垂れるようなものではありません(個体差あると思います)。この段階で凄さが伝わるでしょうか、容器の内側が完全に闇です。画像左は調色スティックを入れる前、右が途中まで突っ込んだ状態なんですが、先端が消えてます。

お試し

今回のお試しにはこちらを使いました。

コトブキヤより発売されたZOIDS ダークホーンです。黒色無双が手元に届いたときに丁度作っていたので実験台にしました。塗装は黒色のパーツだけ、エアブラシ0.5mmで行いました。表面処理等はしていません。背景には100均で売っている白の模造紙を使用しています。

塗装時の注意として

  1. 塗膜の強度が非常に低い
  2. ひび割れの恐れあり

の旨が記載されています。

分割されている顔の右半分と真ん中を2回に分けて塗装。粉をまぶしたような表面になりました。未塗装側はプラに光が反射していますが、黒色無双は真っ黒です。

少し離して見ると、塗装したパーツはそこだけくり抜いたように見えます(パーツの端に視線を集めてもらうと分かりやすいかもです)。

同じく100均の黒画用紙を使用して撮影。ここで黒色無双の用途と難しさを少し理解出来ました。背景とカメラに問題ありです。

ばらしたパーツを取り付けて撮影しました。どう見えますでしょうか? 真っ黒いダークホーンが居る、ぐらいにしか感じません(;’∀’)

そこで白画用紙を黒色無双で真っ黒にして再度撮影してみました。今度はどうでしょう、角が消えています! ここで気づいたことについて少しまとめてみます。

気づいたこと

1.凹凸が多いものには向かない

ガンプラや今回のゾイドのように凹凸が多い物に塗装しても完全には隠し切れないことが分かりました。カメラ越しには消えていても肉眼では普通に見えます。 また塗膜強度が低いので、組み立て直す際に指で触っただけで剥がれます。エッジは特に目立ちます。

2.塗装にはエアブラシよりも筆で

粘度の調整が難しく、エアブラシだと目詰まりしやすいです。水で洗えるとはいえ掃除の手間を考えると筆の方がむしろ効率的ではないかと思います(塗装する物の大きさで変えるといいと思います)。因みに、組み立てたダークホーンの顔(カメラ側)は塗料薄めず筆で塗っています。剥がれた際もリカバリーがすぐに出来るのも筆のいい所です。

3.背景に気を遣う

今回使った黒画用紙程度では、背景と同化したような写真は厳しいのかなと思いました。背景は光を反射してしまうので明暗がはっきり出てしまいます。黒背景で撮影するときはオリエントさんから発売されている「無反射布」等の同じ性質を持ったものが良いかと。

4.カメラの設定

このサイトの画像はすべてスマホで撮影しています。3に関してはカメラの設定で解決出来るかもしれません(光の調節等)。私のスマホでは下の画像が限界でした。

左側は設定変えず、右側は写真の表現をノアール(フランス語で黒だそうです)という設定で撮影した物です。理想とした絵になったと思います。眼がおかしくなりそう。当然ですが他はすべて白黒の世界ですので表現したいものが出せません。

5.塗膜保護は出来ません

つや消しトップコート(水性)を吹いたら白くなりました。絶対にやめましょう。

部分塗装では

ネットで上がっていた可能性を少し試してみました。

先ずはザクのモノアイ部分です。MGザクⅡver2.0を使用。

モノアイカバーはクリアーパーツになっているので、モノアイ部分残して塗ってみます。

こうなりました。雰囲気変わって、アニメで見た顔になりました。画像修正したわけでなく、ただ筆で塗っただけでこうなりますので、可能性を秘めた塗料という表現はまさにその通りだと思いました。

続いてこちらのMGジムver2.0とネモに付き合ってもらいます(元々塗装の実験で使ってました)。

頭部バルカンに塗ってみました。奥が見えない感じがいいなとも思いましたが、暗すぎではないでしょうか(;’∀’)

メインカメラのクリアーパーツを塗ってシステムダウンした風に仕立ててみました。

最後はお遊び。足先を塗りまして(エアブラシ使用。塗装直後なのでつやがあります)。

黒色無双で塗った用紙の上へ。消えているようにも見えますが、つま先が少し浮いていて影が出来てしまっています。

ノアール設定で撮影。完全に消えていますね。

用紙に円を書き、ジムの一部を塗り上へ。穴から這い出ているように見えます。

真ん中が消えています(こういうのが欲しかった!)。背景にも変化を出せば、もっと面白い表現が出来そうです。

以上、黒色無双でした。実際に塗ってみると、ハードル上げていたせいもありおや? と思いましたが、カメラ越しで見ると理想としていたものが出来上がっています。実物を見せるのではなく、撮影した物の表現に一役買ってくれる、そんな塗料だと思います。

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