こんにちはアルコンです。今回はコトブキヤから発売された「ブラックサレナ」のレビューです。
発売日は2008年6月。レビューには2024年6月に再生産されたものを使用しています。 その際に価格が9020円(税込)に変更されました。
※MODEROID版はこちらでレビューしています

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取説にはキャラ、機体解説も載っていました。

付属品はナックルガード展開した拳×2、ハンドカノン×2、ブラックサレナ用台座です。

余剰パーツがチラホラあります。
エステバリスカスタム・アキト機

先ずは中身のエステバリスカスタム・アキト機のご紹介。メインカラーのピンク、関節のグレーとブラックなど概ね成型色で再現されていますが、目、センサー、肩の黒ラインなど一部塗装で補う箇所があります。

頭からつま先まで合わせ目が多い構造ではありますがプロポーションはまとまっておりスタイル良し。10年以上前の設計ですが頭部以外にPCは使用されていませんでした。関節強度は問題ないのですが、胸部装甲が事あるごとに外れます。尋常じゃないストレスです。


頭部をアップで。アンテナのモールドや目の縁までつくられていますがマスク部分は少し丸くなっています。

細かく分割されているので塗装はしやすいです。

胸部は取り外してコックピットブロック単体でディスプレイ出来ます。

こちら両手両足を最大まで開いた状態です。脚はまだしも腕がまったく上がりません。

接続はBJ。可動域を広げるには加工が必要になります。上腕はロール軸、肘は90度以上曲がります。

股関節も固定のBJですが、膝の曲がり角が広いので膝立ちに近い状態まで動きます。

足首も固定BJ。前後へのスイングも出来ません。

ある程度角度を付けて動かすことは出来ます。

裏は細かいディテールあり。

ハンドパーツを交換してナックルガードを展開状態に出来ます。


ブラックサレナとして運用する際に武装は最小限にされたため、格闘武器は拳のみ。胴体に可動軸が無いのでポージングに制限が出ます。エステバリスが元々そのような仕様かは不明です。


ハンドカノンも拳を付け替えるだけで差し替え可能。シンプルな造形で取り回しがいいです。
ブラックサレナ


ブラックサレナにするための追加装甲は一つ一つのパーツが大きくて作りごたえあります。各ブロックごとに分かれているので組み立てはしやすいです。


裏打ちもあり、装甲の各部にある赤いラインは別パーツ化されています。


取付は差替え方式。胴体のみにして股関節のBJを差し替えます。腕は胴体装甲を被せた後に再度取り付けます。

「劇場版機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」に登場したロボット。エステバリスに追加装甲を装着したものになります。コトブキヤ製では高機動ユニットは付属していないのでこの形態のみになります。各赤い部分は別パーツで再現されておりますが、額のマークと目、胸部の一部は塗装で再現する必要があります。

背部に大型ウイングを取り付けているので重心が後ろにいきますが、足が太いので自立出来ます。ウイング、肩アーマー、テールバインダーなど各部非常にシャープに出来ております。

肩、脚部等一部に合わせ目が出ます。アレンジは控えめで、丸みのある個所とシャープな部分のメリハリがきちんと再現されておりこちらの形態も劇中プロポーションに近いと思います。差し替えによって腕の位置が辻褄合いませんが違和感は感じません。
全体の強度は問題ないですが、こちらも胸部装甲が外れやすくなっております。小さい軸に挿しているだけなのでグラグラします。


頭部のアップ。全部黒くて見えないので照明当てています。マスク部分が若干丸い気がします。

エステバリス同様細かい分割で出来ています。

可動しますが大きく横を向けたりは出来ません。

膝が30度くらい曲がります。

背部の大型ウイングが上下に可動します。


ショルダーアーマーが可動してブースターを展開させることが出来ます。中にアームがあるので角度調節が出来ます。


脚部側面にあるブースターもアームで展開可能。


テールバインダーはBJ接続。じゃらじゃらと動きますが保持力はゼロで持ち上げたりは出来ません。先端はシャープな造形ですが、劇中のマッジクハンドは再現されていません。

胴体下部に台座接続穴があります。カバーがあるので隠しておけます。


台座にセットしました。立たせても安定はするのですが、基本飛んでいるブラックサレナはこちらのほうが映えると思います。


まともに動かせるのは腕と脚のみ。台座の軸がBJなのでそちらも活用してポーズ取らせてます。ポージングはかなり限られますが、ブラックサレナの仕様と劇中シーンを考えるとこれで十分と思います。

手をナックルガード展開に差し替え。夜天光との一騎打ちシーンを再現も出来ます。


足先を外して脚部を差し替えることでラストの装甲パージして佇む姿を再現出来ます。


膝が曲げられるので踏み込むことが出来ます。


最後は顔をアップにしてそれっぽく。一通りの再現は問題ないく出来ます。
以上、コトブキヤ製ブラックサレナのレビューでした。追加装甲を差し替えにすることでプロポーションの再現度を上げています。赤いラインも別パーツかされていて各部の見栄えいいです。可動域が少ないですが手足を派手に動かすシーンがないブラックサレナにはちょうどいいと思います。ただエステバリスに関しては物足りない仕様に。アレンジで腰の捻りがあれば良かったと思います。最大の問題点は装甲(特に胸部)がすぐ外れてしまう事。ブラックサレナも動かすと色々外れるのでストレスMAX。接着してしまうのが良いと思います。
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