コトブキヤ シアンドッグ レビュー

メダロット

こんにちはアルコンです。今回はコトブキヤより発売されたメダロットシリーズより「DOG00-M シアンドッグ」のレビューです。発売日は2014年1月。レビューには中古で購入したものを使用しています。

付属品

握り拳、平手1、平手2(指を曲げたもの)、フェイスバイザーパーツ、メダル、武器エフェクト、サルメダル台座と支柱、アクションベース接続ジョイント、リニアカノン再現パーツになります。ハンドパーツはメタビーからの流用です。

ジョイントに使うPCの予備があります。

5種の台詞と無地の計6枚の特製セリフカード。点線等ないので使用する際は切り取る必要があります。

アニメの設定を反映させてサルメダルが付属。

メダルはセリフカードの台座になっており、支柱を挿して使用します。

マズルフラッシュを再現出来るクリアーパーツ。差し込むだけで取付出でき、銃口を塞がない造りになっています。

可動域

コトブキヤのメダロット・プラキットシリーズの5番目に発売されたシアンドッグ。パーツ数が少ないので組立は非常に簡単でした。アニメ放映時はティンペットに取り付ける仕様の玩具がありましたが、コトブキヤ製はティンペットは無し、スタイルと可動重視のモデルになっています。そのおかげか見た目の完成度が高く、シルエットはアニメ寄りだと思いますがほぼそのままと言ってもいい出で立ちです。

カラーリングは成型色で再現されていますが腕の黄色いライン、スコープのレンズ、足の丸モールドの黒は塗装する必要があります。各関節の取付には球体のPCが使用されております。
アンダーゲートや段落ちモールドがないので頭部や腕、脚全体に合わせ目があります。
重たい箇所があるわけではないですが、脚が細くてバランスが取りづらくて倒れやすくなっています。

頭部のラインと胸部の黒は塗装済みパーツでした。塗装用薄め液で落とすことも出来ます。

バイザーの下にはカメラアイのディテール。ただ黒いので折角のクリアーパーツが映えないのが残念。

バイザーを交換する際は頭部を外します。取外しは簡単に出来ます。

首の旋回は良好。左右にも角度が付けられるのが細かいです。

下には大きく動かせますが上へは僅かな振れ幅です。

腰を動かす際は少し浮かせると可動域が広がります。

旋回は良好で、前後にも大きく動かせます。傾け過ぎると姿勢が維持できず倒れます。

肘はBJをスナップフィットさせている状態で、90度までの可動になります。肩もBJが関節になっているので可動範囲は狭め。

腰のサイドアーマーは太ももに直結という変わった仕様。上下に動くアームがあり、前後に傾かせることが出来ます。

股関節に可動軸は設けられていませんが、膝立ちが出来るぐらいには融通が利きます(サイドアーマーで支えていますが)。

腕と同じようにBJがそのまま関節になっています。少し持ち上げるようにして曲げます。膝裏は肉抜き穴あり。

サイド、リアアーマーの内側、足の裏にディテールあり。

つま先に可動域があり自由度高め。

アンクルガードぽいパーツは可動に合わせて上下に動く仕様。

股下にディスプレイスタンド用ジョイントがあります。3mm軸なので他メーカーの物でも使用出来ます。

ギミック

メダロットと言えばこれ、背中のメダル取付。カバーを開いて取り付けることが出来ます。

漫画で一度だけ描かれた「リニアカノン」のギミック。胸部の青いパーツを引っ張ります。

隙間にリニアカノンパーツを前後から取り付けます。

誰も覚えていない、むしろ知らない人(私も)の方が多いギミックを搭載する、コトブキヤのこだわりを感じます。

こちらは弾丸のエフェクトパーツ。でもあるんですが、このキットはスイッチを押して弾を飛ばすというギミックがあります。

腕の中にスプリングが内蔵されています。

スコープを押すと発射されます。違和感出ないようにスコープがスイッチになっているのが秀逸です。

勢い良く飛びますので注意。セリフカードのゴーフバレットを切り抜いて的に出来ます。

ポーズ

腕を構えて射撃ポーズ。肩のスイングが無いので融通が利きません。

バイザーを変更して多彩なシチュエーションが楽しめます。

以上、コトブキヤのメダロット・シアンドッグのレビューでした。このキットは良い点と悪い点がはっきりしております。

・良い点
簡単に組み立てられる
見た目の完成度が非常に高い
主役機ではなくサブメダロットの立体化

簡単に組み立てられて、無塗装でも十分なクオリティになっています。何より人気と言ってもあくまでサブメダロットが立体化されたことが、アニメ視聴世代としては嬉しい限りです。

・悪い点
シール類が付属しない
全体のパーツがすぐ外れる
可動域が狭い

とにかく各部がポロポロ外れてポーズを取らせるのに一苦労。特に脚部は直ぐパッカーンしてストレス溜まります。PCの球体関節も強度が弱く摩耗が激しいです。だから予備があるのでしょうが本末転倒な気も。可動重視モデルではないにしても何故この設計なのか気になります。

造形バッチリ、可動は残念なので接着剤の使用をオススメします。細かい色分けも筆塗で対応出来る部位なので、本格的な塗装をしなくても行けます。古いキットになりますがスタイルは最高なので、ぜひ他のサブメダロットの立体化も期待したいです。

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