今回は「HMM011 EZ-035 ライトニングサイクス マーキングプラスVer.」 のレビューです。 こちらは2010年に発売されたものに、デカールとボーナスのクリアーパーツが追加されての再販です。
全体
セイバータイガーの支援機として開発されたチーター型ゾイド。小さい頭部、細身の脚はトミー版より大きな変更はないですが、各部にディテールが加えられています。
目立った合わせ目が出ないよう工夫された造りになっています。その分ゲート跡が各部目立ちます。
目玉のデカールは汎用性が高そうなものが多いです。
頭部
コックピットにはディテール入りのパネルがあります(セイバータイガーと同じ物)。
ボールジョイントで接続されており、真下を向けます。しかしながら上向きには動かせず、首はほとんど動きません。
鋭い牙はエッジが効いており刺さる恐れあり。口はそこそこ開きます(画像のものは最大)。
胴体
胸部にゾイドコアがあり、ファンと一体のデザイン。
胸部下には展開式の「AZ2連衝撃砲」を装備。ここの自壊率が高く、接着剤の使用をオススメします。
胴体の造りはコマンドウルフと似ています。後部が軸がありますが左右にはあまり振れません。
前後にも動かせ、背をそらせることが出来ます。軟質ケーブルも合わせて動くのですが、コマンドウルフのように外れるようなことはなくバージョンアップしています。
スタビライザーは上下に可動。尻尾はボールジョイントで接続され、2軸あり表情豊か。
脚部
脚部軸が他HMMと大きく異なり、自転車のクランクのようになっています。
可動域は良好で、茂みから獲物を狙うチーターの様な、屈んだポーズが取れます。
4本の爪は独立しており、上下に動かせますが左右には広げられません。
中まで折りたたんで格納出来、隠密動作が可能になりました。可愛いステータスが跳ね上がります。
もう一つ、非可動で横に開いた形の爪が付属。可動式のものと入れ替える際は、足首をバラす必要があります。側面のピンを切り落とせばバラさず差し替えることが出来ます。スナップフィットもPCもないので逆さにしたらすっぽ抜けます。取説に記載された方法ですが自己責任でお願い致します。
横に開いた形だと、臨戦態勢の様な感じが出ます。
武装
背部に搭載する、ライトニングサイクス専用装備。「パルスレーザーライフル」2門、ジェットブースター、スタビライザーと、攻撃力と機動力を合わせ持った武装です。
裏側に軸があります。強度に問題はありませんが外れやすいです。
ポーズは気を付けないと後脚と干渉します。設定では高速戦闘における命中率低下を防ぐため固定(トミー版でも)でしたが、HMMでは旋回出来るようになっています。
ポーズ
アクションベーズに対応しており、大胆はポーズも取れます。
随伴するセイバータイガー(塗装済み)と比較。一回り小さく、バランス取れたコンビです。
コマンドウルフと比較。こちらは一回り大きく、目の前で対峙したら勝てそうにありません。
以上、ライトニングサイクスのレビューでした。所々ポロリする部分もありますが、プロポーション、可動域はバッチリです。組み立てにもさほどストレスは感じませんでした。
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