アシェット マジンガーZをつくる レビュー  マジンガーZ編

マジンガーZ

こんにちはアルコンです。今回はアシェットより発売された「週間マジンガーZをつくる」が終了しましたので、完成したマジンガーZのレビューです。

格納庫のレビューと分けました。

グレートマジンガー製作はこちら

付属品も掲載しているので本体のレビューは下まですっ飛ばして下さい。

DX超合金魂 マジンガーZが50周年記念でリニューアルして再販されました。

付属品

マジンガーZ、スクランダーのギミックを作動させるためのリモコン。放熱板の形したスイッチがユーモア。

ラジオのような伸縮出来るアンテナがありますが、電波が良くなる機能はない、盛り上げる為のダミーです。

交換フェイスが1つ付属。こちらは目が塗装済みパーツになっています。

側面のアンテナもLED非搭載のものが付属。

足の裏から展開する光子力ロケット。本来は内部に格納されているものですが、着脱式になっています。

ドリルミサイル用関節と差し替えて使用する肘関節(ショートとロング)と内部メカパーツが付属。

ロケットパンチ再現用エフェクトとスタンド。

外した腕に取り付けて発光ギミックを楽しみます。

中盤からの追加武装、アイアンカッターも付属。腕には磁石で取り付けます。重量の関係か素材はプラで、シルバーの塗装が施されてます。

肘から発射されるドリルミサイルとエフェクトが計12本付属。

マジンガーZのコックピットになる小型航空機、ホバーパイルダー。ライトの発光とフィンの回転ギミックがあります。モールド等アレンジはないシンプルなデザイン。

差し替えなしで翼を折りたためます。翼に配線が通っているので切れそうで怖い箇所。

計器類は細かく塗装されています。

紅の翼 ジェットスクランダー。本体が大きいのでこちらもジャンボサイズ。背負うものなので取り付けた際の重量を考慮してなのか金属パーツは使われていません。

誘導灯とジェットノズルが点灯。ノズルのディテールが凝っています。

パーツの差し替えと翼の向きを変えてドッキングモードから飛行モードにすることが出来ます。

腹部から発射されるミサイルパンチとキャリアーが付属。当初ミサイルは腹部に格納され発射出来る予定でしたが、強度の兼ね合いからミサイルと台座のディスプレイモデルに変更されました。

カラーリングは色分けされており、ノズルも細かく出来ています。スクランダーもそうですがノズルにこだわっている気がします。

キャリアーにはミサイルパンチ運搬用を示す印字があります。キャリアーは材質のせいか100均のおもちゃのような感じで全体のクオリティが低く感じられてしまいます。

定期購読特典

定期購読特典はギフトA、Bと2種類貰えます。

・ギフトA

光子力研究所のロゴが貼られた特性パーツボックス。中は仕切りがあり、組み立て途中の物を保管するのに便利なもの。

兜甲児のパイロットスーツを着た状態のフィギュア。各部彩色されていますが手塗なのかはみ出た部分もあります。

ヘルメットに作業着を着た技術系職員フィギュアが4体貰えます。目はありませんが渋めな顔立ちなのがわかる造形で、がっしりした体型です。

・ギフトB

こちらは白衣を着た研究職員で4体貰えます。技術職員とは反対でスリムでネクタイ姿です。

兜甲児愛用のバイクが付属。可動モデルではないのでタイヤやハンドルは動きませんが造形、塗装が細かいです。思っていたよりもバイクのミニチュアとしての完成度が高いです。

マジンガーZのヒロイン、弓さやかの愛用バイクも何故か付属(さやかは付属しません)。こちらもディテール細かく、マフラー等の光沢が綺麗です。

プレミアム定期購読特典

プレミアムは20号毎に貰えるよりマニアックなアイテムです。

・1回目

第一弾は「光子力ビーム 起動前仕様」と「サザンクロスナイフ」×10です。

サザンクロスナイフは亜鉛製。先端は少し丸めてありますが指先でつまむと痛いぐらいにはシャープです。

・2回目

第2弾は腕時計。劇中で兜甲児が使用していたものになります。こちらは実際に腕に付けて使える仕様です。

赤いレンズは発光し、マジンガーの口を模したスリットのデザインがあります。腕時計は詳しくないのですがおもちゃっぽさは無いように感じました。

・3回目

第3弾は光子力研究所のVOLT機(垂直離着陸機) 。車体がオレンジという派手なカラーリングで、ディテールは細かくリベットや手すり、排気口の塗分けがされています。降着装置のタイヤはコロ走行出来る仕様。取説や機体の解説本がないので細かい仕様は分かりませんでした。

降着装置は長短の2種類が付属。簡単に付け替え出来るのでディスプレイに合わせてお好みで。機体後部のウイングが90度動かせます。

操縦席はレバーは色分けされていますが座席はシンプル。計器類の塗分けはなし。

・4回目

第4弾はジェットパイルダーと兜甲児フィギュア。赤と黄色のライン、ジェット等細かい所の塗分けまで再現されています。本機にも発光ギミックがあり使用するボタン電池はLR927。甲児はホバーに付属の物の違いはほぼありません。

翼の展開とジェットの引き出しギミックがあります。

武装のホバーミサイルは取り外しが出来る仕様。ただしスイッチを押したら飛び出る、といったギミックではありません。

正面のライトと後部のバーニアが発光。バーニアの発光が強くていい感じです。

下部のフィンが凄い勢いで回ります。

ジェット部分は垂直にすることが出来るのでパイルダーオンの態勢にすることが可能。しかし形状がホバーパイルダーに合わせたものなのでそのまま載せるとスカスカ。付属のサポートを置くと安定します。

・5回目

第5弾はジェットスクランダー(後期型)です。尾翼の形状やカラーリング(青いラインはシール)を再現。分離状態用のパーツの他、サザンクロスナイフの発射口がついた差し替えパーツもあります。

カバーを外してサザンクロスナイフをセット、発射口が付いたものに差し替え。射出ギミックはありませんが細かい部分まで再現のアイテム。

マジンガーZ

※ボディに投稿主と部屋が写りこんでおり、一部黒く塗っております。処理しきれていない部分もあり、お見苦しくて申し訳ございません。

約75cmというサイズで完成したマジンガーZ。デザイン、体型は近年のスマートで全体のバランスが取れたスタイル。「超合金魂GX70 ダイナミッククラシック」に近いと思います。ボディには亜鉛ダイキャスト、ブレストファイヤーや関節、頭部の一部はプラスチックになっております。
設定通りのカラーリングですが、完成後画像では綺麗なシルバーな、胴、太ももは少し緑掛かっており、アニメの設定画寄りの色合いになっています。

ボディが金属製で非常に重たいです。その為骨格には頑丈なスチール製の支柱が使われ、固定には何本ものボルトが使用されています。

パーツはネジ、ボルト、接着剤を用いて固定してあります。ネジ山はシリコン製のパーツで隠すようになっていますがポロポロ落ちやすく、接着するとネジが外せなくなるというジレンマ。
支えなしで立たせていますが非常に危険で、2,3度傾けただけでバランスが崩れて倒れてしまいます。このサイズで自立がギリギリなので、巨大ロボットの実用化が如何に無茶な事なのかがよく分かります。

目鼻立ちがしっかりしていて、モールドの追加等がないアニメデザイン。後述するギミックのためか口のスリットがプラになっています。

少しですが左右に振ることが出来ます。

首が前後に動かせますので、頭部の可動と合わせれば表情が付けられます。

ギミックを作動させるためには単三電池3本必要で、背中の装甲を外した中にある電池BOXにセットしてスイッチを入れます。装甲は磁石で取り付けているので簡単に着脱出来ます。

左側の放熱板を外し、スイッチを入れます。これで準備完了。

重量あるモデルですが可動域が設けられており、腕を上げ下げすることが出来ます。正面に向けてもきちんと保持します。

肩は可動に合わせてずらすことが出来るので水平の手前まで上げる事が可能。

頭上に伸ばすことも可能ですがバランス崩して転倒するリスクが上がるので止めて方が良いです。

関節はボールジョイント接続。可動モデルと交換する際は腕から引き抜きます。

肘関節ショートに差し替え。可動域がありますがほぼ動かせず。観賞用には最適です。

ロングverはポージングさせられるように可動域が広く作られています。60度ぐらいまで曲げられますが、腕の重さに耐えられず少し下がってしまいます。

脚は45度くらい開けます。太ももから動かせてつま先を外に向けられます。ただし姿勢が維持できないので開いたまま飾るのは難しいです。

仕様かどうかは分かりませんが股関節が動くのでお辞儀や歩いているポーズにすることが出来ます。このポージングも自立させることが不可能なので、あくまでも可動域がある、ぐらいの認識でいいと思います。

下半身は動かせませんが、腕がある程度動かせて保持も出来るのでビッグサイズながらポージングが楽しめます。ただし装甲同士が擦れてめちゃくちゃ傷が付きます。フィギュア感覚で動かすと傷だらけになるのでゆっくりと干渉を避けながら触る必要があります。もしくはそもそも動かさないか。

ジェットスクランダーを装備。後から被せてベルトを正面で合わせて取り付けています。更に大きくなりましたが支え無しで立っています。

大きな翼で迫力2倍になりました。個人的には下からのアングルが最高です。

スクランダーが付いてもある程度動かすことは可能。腕を外して内部メカに差し替えればロケットパンチを撃った状態を再現することが出来ます。

どの状態でも動かす度に装甲同士が擦れて傷がついてしまうので、非可動モデルとして扱った方がいいと思います。

ギミック

動画を交えてギミックをご紹介。音声が流れますのでご注意下さい。一部光の点滅する動画もございます。

リモコン側面にある上側のボタンが電源。下のボタンで音量調節が出来ます。

台座にあるスイッチをオン。台座から音声が流れるのでこちらをオンにしないと無音です。

マジンガーZ本体のスイッチをオン。

組立ガイドにあった操作ガイドの画像を拝借して3番ボタンからご紹介致します。音声やライトが作動中に別ボタンを押すと、作動中の音声が消え後からの方が再生されます。

ロケットパンチ

放熱板型スイッチの3でオン。腕を外してエフェクトと専用台座にセット。専用台座に電池を入れスイッチを入れて準備完了。

エフェクトがオレンジに発光。強めの発光です。

兜甲児の音声だけでなく効果音も鳴りますので臨場感があります。エフェクトも光るだけでなく音に合わせて点滅する所も良く出来ています。

ブレストファイヤー

雰囲気出すためにポーズを取らせていますが、させなくても作動します。放熱板型スイッチ4で作動。

必殺技のブレストファイヤー発動。ゆっくりと消灯するのが味があります。

ボイス「マジーン、ゴー!」

5番スイッチで作動。兜甲児の「マジーン、ゴー!」のコールによって光子力研究所にある汚水処理場から出てくるシーンです。出てくるだけなので発光はありませんが、水の流れる音まで収録されています。

パイルダーオン

6番スイッチで作動。「パイルダーオン」のコール後に目が強く発光、その後通常の点灯に戻ります。雰囲気出すためにパイルダーを釣り糸で吊っています。

ジェットスクランダー

スクランダーの電源を入れます。

7番スイッチで点灯。スクランダーが発進し、マジンガーの助走と「スクランダークロス」のコールまでの一連の流れが収録されています。ノズルも効果音に合わせて点滅しています。

誘導灯とノズルが点灯。

スクランダー後期型も同様に点灯。こちらは誘導灯が青いです。因みにスクランダーは2つ同時に点灯します。

光子力ビーム

8番スイッチ。コールとともに発射音が流れ、強い発光で再現しています。

アイアンカッター

9番スイッチ。アイアンカッターのコールと発射音が流れ、エフェクトが発光します。刃がただの付属品でなく音声が用意されているのが〇。

ルストハリケーン

口を取り外し、スリットの内側を外して付け直します。

頭部のキャップを外し水をほんの少量入れます。

10番スイッチで作動。コールの後に効果音とミストが数秒間出ます。勢いがあるように見えますが周囲が濡れるような量は出ておらず、演出様に調整されています。

冷凍光線

部屋を暗くした状態での発光

11番スイッチ。コールの後にアンテナ先端が青く点灯します。綺麗な発光なのですが部屋が明るいと少々分かりづらいです。

ドリルミサイル

ドリルミサイル用関節に付け替えて腕を開きます。エフェクトを取り付けたドリルミサイルを差し込みます。ミサイルは奥まで差し込むと固定されるのですが、差し込んだパーツが取れなくなるという何ともという状態になります。

12番スイッチ。コールと発射音が流れます。

ボイス1

13番スイッチ。「いくぜ機械中! 俺が相手になってやるぜ!」と喋っています。

ボイス2

14番スイッチ。セリフは「機械獣の攻撃なんかに当たるかよ!」

ボイス3

15番スイッチ。最終回のセリフより「マジンガーZ、おまえは無敵なんだ。不死身なんだ。がんばれマジンガーZ!」
ボイスと後述するライト点灯は同時に作動させることが出来ます。

ボイス4

16番スイッチ。こちらも最終回より「さやかさん、ボス、シロー、元気でやれよ。俺は最後までやるぞ!」

オールライトオン・オールライトオフ

17番スイッチでマジンガーZ、台座のすべてのライトが同時に点灯し、18番スイッチで消灯します。

音声のシチュエーションと合っていませんが、ボイスとライトは同時に作動させることが出来ます。

ジェットスクランダーを取り付けてオールライトオン。部屋を暗くしてのライトアップは映画のワンシーンのような壮大さです。

以上、週間マジンガーZをつくる、マジンガーZ本体のレビューでした。
初めて毎週1号ずつの計100号というのをやりましたがいやー長かった! でも気づいたら完成していた、というのが正直な感想です。
ビッグサイズでボディ、骨格が金属製なので素立ちなのかと思っていましたが、差替え関節が付いていたりそのままでもブレストファイヤーのポーズが取れるなどいい意味で期待を裏切られました。
付属品も豊富でどれもマジンガーZには欠かせないもので並べて飾るのにいいアイテムです。

不満点もあります。デザイナーさんの設計を元に作られているのでしょうが、パーツのクリアランスがなかったりネジ止めがしづらかったりと、製作においてフラストレーションが溜まる箇所が多かったです。それと記述ミスが多すぎます。100号あるので大変なのは分かりますが、校閲はしっかりやっていただきたいと思いました。
個人的には台座が一番面倒でした。支柱の構造、工夫のない武器格納庫など製作引っ張った割に見た目以外のクオリティは低いと感じました。しかし音声が台座から出るので組み立てないわけにはいかない仕様なのもマイナス。台座をばらして音声ギミックだけ取ろうと計画中です。

色々書きましたが、ビッグサイズで重量あるマジンガーZの存在感は素晴らしく、思っていたより可動域が設けられていました。ライト、音声ギミックを作動させながら眺めるのは思いの外楽しかったりします。高額なマジンガーZでこの先どうするのか全く考えていませんが、しばらくの間は眺めて楽しめそうです。グレートマジンガーにも手を出したのでよかったらそちらも見ていただけると幸いです。

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