こんにちはアルコンです。今回は「MG ガンダム試作2号機」のレビューです。
発売日は1998年 6月。レビューには再販されたものを使用しています。
付属品
パイロットフィギュア、ハンドパーツ(可動式指、平手、握り拳)、ビームサーベル×2、アトミック・バズーカ、ラジエーター・シールド、サーベルエフェクト×2,核弾頭2種、色分けなしアンテナです。
ホイルシール、マーキングシール、転写式デカールの3種が付属。
パイロットのアナベル・ガトーがフィギュアが付属。精度は荒いですが判別は出来ます。搭乗時のものもあります。
核弾頭を発射するためのアトミック・バズーカ。砲身が前後に分かれた仕様で、連結時の全長はMSよりも長いです。細部までディテールがありますが、中央に合わせ目が出ます。
グリップが前後に可動。腕の角度に合わせて持たせやすくなっています。
スコープがあり引くことで展開出来ます。
専用の大型シールド、「ラジエーター・シールド」。冷却フィンは色分けされていますが、赤いマーク等はシールで補います。
シールドの内側にバズーカのバレルを格納する仕様。シールド持ち手を90度回すとロックが外れ、バレルを仕舞うことが出来ます。
シールドの上下部分が可動。バレルを固定するための機能です。
核弾頭は弾頭と推進部が分かれている構造で、連結状態と分離状態が付属。先端から後部のノズルまで細かく出来ています。
こちらは分離状態。連結させるギミックはありません。
分離状態の弾頭はバックパックに格納させることが出来ます。ピッタリ入るサイズですが振るとカラカラと音がします。
カラーが緑になった以外は試作1号機と同じものです。本体に対して細い刀身が心もとない感じです。フルバーニアンと戦いで見せた、出力を上げた状態のエフェクトも欲しかったです。
試作2号機
試作1号機の後に発売された2号機サイサリス。機体配色は大まかに再現されておりますが、カメラアイ、センサー、肩の黄色いラインはシールで補う仕様。胸部ダクトやバルカン等、試作1号機よりも若干色分けがされております。
関節はPC接続。
頭部や肩、腕等各所に合わせ目が出ます。脚部は内部フレームがある為か分割されてモールドになっています。
スタイルは整っていると思いますが、OVAや他の立体物と比較すると足回りのバランスが異なっています。私はそこまで違和感は感じませんでした。
肩の「フレキシブル・スラスター・バインダー」を開いた状態。90度上げることが出来、保持もします。
カメラアイはシールですが、グレーのフィンやバルカン等結構色分けされています。グレーのフィン、左側のクリアーパーツは一度付けると外せなくなります。
コックピットのハッチは開閉可能。
上半身の可動範囲。腰は旋回幅狭く、肩は90度上がりません。肩アーマーは可動に合わせて動くようになっていないのでこれが限界です。
コアファイターは無いですが引き出し関節もないので腰のスイングは僅かに出来る程度です。
脚は45度くらいまでしか開くことが出来ません。
膝は二重関節で深く曲がりますが、もろもろ干渉して膝立ちは難しいです。
股関節は固定のBJ。
腰アーマーは前後左右それぞれ可動。裏打ちもありますが後側はスカスカ。
膝アーマー、アンクルガードが上下に動きます。
つま先とかかとが可動。足首の可動幅は狭く、左右にあまり動かせません。
首はBJ接続でスイングは不可。
肩は上下と前後に動かせる可動軸になっています。
スイングは出来るものの、引き出し式にはなっていません。また可動部が緩くて位置が上手く固定出来ません。
肘は90度以上曲がり、上腕はロールします。
肩との接続はBJ。回転は良好ですが横に動かすと簡単に外れてしまいます。
盾に格納しているバレルのグリップに届くぐらいには動かせます。
肩のスラスターが横、後ろそれぞれ可動します。名前の通りフレキシブルに動かせて保持もします。
アームが連動して動き、メカニカルな部分が見えます。内側にフレームなどはありませんでした。
バインダーの上部が可動します。
シールドを持たせた状態。関節強度に対してあまりにもシールドが重いため保持することが出来ません。手首が耐えられず、工夫して持たせないとシールドに引っ張られて前傾姿勢になります。
右肩に接続しているバズーカ後部。アームはロール軸で位置調整が出来る構造。
バズーカ展開時はバインダー上部を引っ込めます。
バズーカを繋げた状態で構えてもきちんと保持出来ます。
ポーズ
バインダーを広げて武装させた状態は他のガンダムタイプとは一味違った迫力があります。
対応するスタンドが無く、シールドを保持出来ないのでOVAのバズーカ発射シーンを再現するには色々準備が必要になります。
肩のスイング、脚の可動が狭いのでビームサーベル持たせたポーズは迫力が出しにくいです。
以上、ガンダム試作2号機のレビューでした。頭部の色分けが細かく肩のスイングが増えていたりと、試作1号機から改良されていました。スタイルもよく、全体のバランスが取れたプロポーションだと思います。
気になる点は関節強度。各部PC接続なので強度が弱く、肩のバインダーは将来保持出来ないのではと思います。腕の付け根が特に弱く、動かしただけですぐ外れます。シールドを持たせても耐えられない関節になっています。
HGの方がいいと言う方もおられると思いますが、MGはその大きさに見合った迫力があります。発売から結構経って、関節を強化する改造もネットで出てきますので、参考にして作ってみるのもいいと思います(かなり大変と思いますが)。
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