こんにちはアルコンです。今回は「スーパーミニプラ 剛力合体パワーダグオン」のレビューです。勇者指令ダグオンより第二弾、後期主役ロボのパワーダグオンです。
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ファイヤーエン
3つのBOXに分かれており、①には主人公の大堂寺 炎が変身する「ファイヤーエン」が入っています。大きさは約10cm程度で、同メーカーが出しているSHODO等のシリーズに近い構造です。炎を模したアーマーは鮮やかな成型色で再現されています。個人的な感想としましては、頭が少しデカいような、脚が短いような、という感じで全体のバランスが少し気になります。
各部を補うシールです。右下のシールAではマスク下の炎の目が印刷で再現されているこだわりです。
付属品には背中の翼が広がった形状の物、武器持ち手と平手、人型サイズのライオソード、バード形態用頭部、透明なミニファイヤーエン、合体用のミニダグファイヤー2体、スーパーファイヤーダグオンの見栄え用頭部にバード形態時に使用するディスプレイ用パーツと、劇中再現用パーツが付くなど豊富です。
ライオソードは塗装済み。ライオンの装飾まで細かく作られています。
柄も長く、両手持ちさせることが出来ます。
透明ファイヤーエンは造形済みで付属。細かいラインまで出来ています。
ファイヤーストラトスの上に載せて融合合体のシーンを再現することが出来ます。
ファイヤーショベルのサイズに合わせたダグファイヤー。色はシールで補いますが各部ラインやタイヤ等の造形が細かく作られております。脚に透明なパーツが最初からついており自立は出来ず、パワーダグオンで使用します。
もう一つのミニダグファイヤーはパワーショベルとの合体時に内部に格納されるものを再現したもの。
塗装済みの箇所が多く、バイザーのメタリックブルーやベルトのレッド、胸、肩のオレンジも彩色されています。
ボールジョイントの頭部はグリグリ動かせます。
肩、腕はシンプルな構造で可動域が広いです。
脚も同様に広い可動域。捻りも出来てつま先を内外に向けられます。
脚の付け根のジョイントは左右でずらせて表情がつけられます。
足首はすごく細いですが、見栄えよりも可動域を重視した構造です。
翼は上下左右に動かせます。前後にも動かせますが真ん中の翼が干渉するので広くは動きません。
翼を広げた形状の物に差し替え。足首関節が細いので自立は難しいです。
腰の関節も柔らかいのでしなやかなポージングが可能で、アクションベースと併用すればダイナミックなポーズもなんのその。
空を飛ぶことが出来るファイヤーバード形態に変形させることも可能。変形用にパーツを外して位置調整します。
広げた形状の翼とバード形態用頭部に差し替えます。
ディスプレイ用のパーツを取り付けます。
ベースに差し込んでファイヤーバード形態に変形完了です。この形態で敵に突撃する「ファイヤーバードアタック」という技があります。
流石に下や横から見ると人型が見えてしまいアニメの様にはいきませんが変形させられるだけでも十分だと思います。
パワーダグオン
ファイヤーショベル
ショベルカー型のダグビークル。ここからロボへ変形するのですが各部位上手く格納されており綺麗にまとまっています。
A、Bパートに分かれており1枚ずつシールが付属。劇中の窓から内部構造が少し見ているデザインも再現しています。
付属品はロボ形態時の見栄え用頭部、クローとドリルのアタッチメント、見栄え用の平手、スーパーファイヤーダグオンの見栄え用差し替え腕部、つま先、スタンド。
ショベルのシリンダー伸縮が再現されています。ゆっくり曲げないと動きにシリンダーが付いてこず、負荷が掛かるの注意です。
実際のショベルカーのような旋回幅は干渉するため控えめ。
浮かせば回せますが見た目がよろしくないです。
剛力合体 パワーダグオン
付属のアタッチメントは後ろに取り付けられます。玩具版と同じ仕様なのですが取説に記載されていません。たまたまピン軸径が合っていただけかもしれません。
ここから「剛力合体」していきます。ミニダグファイヤーをショベルの溝にセットして合体バンクの冒頭が再現出来ます。
胸部を前に開いて格納していた手を取り外します。
窓がある部位を左右に離し180度開きます。ここが腕部になります。
上体を起こして腰と繋げます。
格納されていた脚部を伸ばします。
イエロー部分に閉まっている腕部関節を付け替えて伸ばします。
ショベルの上下を反対にし、格納用ダグファイヤーを載せます。こちらは行う必要はありませんが合体バンクのワンシーンの再現になります。
取説にはこのようなイラストが。こちらも合体バンク中のワンシーンなのですが再現するには別売りのダグファイヤーを用意する必要があり、書いてある通り合体には関係ないですw ただこのイラストを載せる辺り開発者様の愛とこだわりを感じます。
戻りまして格納用ダグファイヤーの脚部を取り外し背中に付け直します。
胸部を開き、中の窪みにセットしたら閉じて完了です。
パワーダグオン!!
スラッとした印象のあるファイヤーダグオンとは異なりショベルを右肩に構え、パワーの名の通りかなりマッシブな体型をしています。ショベルの重さである程度のふらつきを予想していたのですが両足でしっかりと支えてくれています。変形ギミック、超火炎合体のため全体の合わせ目や脚部裏の空間等目立つ箇所もあります。
デフォルトの頭部。頭部の目、角、黄色部分、マスク、胸部の恐竜の目と角は彩色済みです。
見栄え用へ交換。装飾が細身でエッジがあり顔立ちがハッキリしています。
腕部の可動域は広めですが肩を前に出すことは出来ません。変形機構の弊害だと思います。
脚部も柔軟に動かせます。流石に片足立ちでは体を支えられませんでした。
ショベルを伸ばしても倒れることはありません。
クロー、ドリルの2種類のアタッチメントが付属。パワークローアームは上下のクローが可動します。
勇者ロボ必需品のドリルはギラツキを抑えたシルバー。形状をしっかり再現していますが先端は尖っておりません。
空を飛べないという欠点がありますが戦闘能力ではファイヤーダグオンを上回ります。ディスプレイスタンド用の穴がありませんが足首が内側に曲がり接地性も良好なので劇中披露した技を再現出来ます。
おまけ DX玩具と比較
とてもゴツイショベルカーのおもちゃです。単機のシンプルな変形トイですが特徴をよく再現しており、ショベルカーのおもちゃとしても完成度の高い傑作だと思います。
ミニプラでは腕部を差し替え式にすることによりスタイルの良さを保っています。可動域の狭いトイですがボリュームがあるのでその大きさだけで満足出来ます。
超火炎合体 スーパーファイヤーダグオン
2体の主役ロボが合体する「グレート合体」も再現されています。以下プロセス。合体には別売りのファイヤーダグオンが必要です。
ファイヤージャンボの主翼を反転させます。
パワーダグオンの背のパーツを取り外し、ファイヤージャンボを取り付けます。
そしてそのままファイヤーダグオンへ変形させます。最初からロボ状態で取り付ければいいのですが、合体シークエンスを再現することが大事なのです!
見て下さいこの画を! 主役メカが背中合わせで合体するというこの構図、最高に燃えます。
続きましてパワーダグオンの手足を外し、合体用に変形させます。脚部には見栄え用のつま先を取付、背中のパーツはカバーを外してエンブレムを露出させます。DX玩具では剥き出しだったのがカバーを付けるというアレンジが加わっています。
ファイヤーダグオンの見栄え用頭部にパワーダグオン胸部のゴールドパーツを差し込み、腕部、脚部、胸部それぞれ取り付ければ完了です。
超火炎合体! スーパーファイヤーダグオン!!
48話の中で41話目に登場し、その後2回合体しての合計3回しか登場しないグレート合体として有名(参照:ウィキペディア)。DX玩具ではどうしてもゴツくで分厚くなるグレート合体ですが、スーパーミニプラが持つスタイルと合体ギミックが両立した見事な立体化です。足先は大きいですが重心が後ろにあるため、付属のスタンドなしだと倒れてしまいます。
見栄え用頭部に変更。ゴールドの装飾がスマートで映えます。
腕部と手も変更。変形用の穴がなくなり見栄えが良くなりました。
可動域を損なうことなく合体できているのでアニメでは見せなかったショベルを使った攻撃やダイナミックなポーズを取って遊べます。
以上、スーパーミニプラ パワーダグオンでした。ファイヤーダグオン同様スタイルと変形を両立させての立体化です。元々のギミックが少ないロボですがショベルカー形態のモデル含めDX版玩具のいい所を再現しアレンジの追加で昇華させています。ファイヤーエンも付属し勇者シリーズファン大満足のアイテムだと思います。ただスーパーミニプラ特有の各部関節の固さがあります。保持力等を考えると必要なのでしょうが動きが渋くなり、間違えて付けたときは割れるのを覚悟で外す場合もあるので、穴をデザインナイフでさっと軽く削るのをオススメします。
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