HMM058 グリーンホーンAB レビュー

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ゾイド

こんにちはアルコンです。今回はコトブキヤより発売された「グリーンホーンAB」のレビューです。発売日は2023年10月。ABはアサルトブースターの略称です。
同時に発売された「カスタマイズパーツ アタックブースターセット」についてもレビューしています。

付属品

付属デカールはグリーンホーン用の新規。

クリアーパーツは通常のオレンジと無色のものが付いてきます。

ゾイドコアとパイロットフィギュアが3人付属。

ABのジョイント。他ゾイドやブレードライガーに取り付ける際に必要なもので、グリーンホーンでは使いません。

余剰パーツが大量に出ます。レッドと同じランナーを使っているので不要な部品がそこそこあります。しかし不足もないので差し替えればレッドホーンと同じ装備にすることが出来ます。丸々余るのはメーカーも分かっているのでパイロットを3人付属させたようです(ありがたいボーナス)。

本体

トミーによって展開されたゾイドバトルストーリーの外伝作品、「ゾイド妄想戦記」に登場するグリーンホーンが立体化。先に発売されたレッドホーンをベースに成型色の変更と新規パーツが追加されました。

成型色は戦車に使われているような深緑になりました。足や背部の武装基部はダークグリーンに、反荷電粒子シールド発生器やABなどの武装には薄い紫になりトミー版とは一部配色が異なります。

造形はレッドホーンそのままなのでディテールや構造に変更点はありません。

新規造形

頭部に元のビーム砲から差し替えられて「反荷電粒子シールド発生器」を装備。アンテナと基部で分かれているので造形にメリハリがありディテールも細かいです。

接続方式ははレッドホーンのままでボールジョイント。前後に動かせて角度も付けられますが外れやすくもあります。

背部に装備しているアタックブースター(以下新AB)。見た目はブレードライガーのもの(以下旧AB)とさほど変わりませんがブースター、基部、ギミックの構造は一新されています。

旧ABでは中央に合わせ目が出ますが新ABはギミック変更に伴い合わせ目が出ないようになりました。基部含めて合わせ目はほぼモールド化されて目立たないようになっています。

背部のウェポンプラットホームも新規造形。AB接続部は引出しが出来るようになっています。

接続部は90度傾けられるよになっておりABを横に向けることが出来ます。

尻尾の「試作新型ビームガン」を新規造形。下部のショック吸収スキッドも新規です。

AB比較

シルエットは同じですが変更点が多く、別物になっています。

旧に比べ新ABは少し厚みが減り若干長くなったのでスタイリッシュな形状に。ブースターのギミック変更に伴いパーツ構成が大きく変化。合わせ目がなくなりディテールが追加されています。

上部のラインが緩やかなカーブから少し鋭いカーブに変更されています。基部取付部(矢印先)がハードポイントになっているので軸を追加したり出来るようになっています。

旧ABはパーツ分けが多いので配色による情報量が多く、新ABはディテールが増えて合わせ目がなくなっているという感じです。

スリット等の細部も変更され、肉厚だった部位がシャープになっていたりします。

ブースターの形状、展開ギミックが大きく変更。
旧:カバーの開閉に合わせてブースターも動く構造。ブレードライガーの展開式ロケットブースターの意匠を取り入れたものだがブースターとカバーが連動して動くので煩わしい一面も。
新:ブースターを独立させて展開出来るようにし、単独で後方に伸ばすといったことが出来る。カバーの裏にもディテールが追加されスカスカな感じはしない。ブースター展開のアームが一本なのでそこが脆弱な印象を受ける。

「AZハイデンシティビームキャノン」は引出しギミックは共通なものの、細かく変更されています。

旧:砲身は成型色が分けられておりスリムなデザイン。スリット等ディテールが細かい。
新:砲口が少し大きくなっている。砲身が太くなり、展開出来る長さが短くなっている。

ABを接続するアーム。デザインが大きく変更されており、新ABは細かいディテールが追加されています。ビームキャノン展開時の干渉がなくなり、関節キャップに当たらなくなりました。

新ABにはクリアーパーツが追加され、合わせ目がモールド化されています。また軸を差し替えることで3mm、5mm穴に対応できるようになりました。

新ABはブースターの構造を変更したことにより組立やすく、合わせ目が無くなりスマートなデザインになりました。旧ABにも良さがあり、個人的にはビームキャノンは旧の方が好みです。どちらもオススメですが、入手難易度を考慮すると新ABの方がいいかと思います。

カスタマイズパーツ アタックブースターセット

グリーンホーンと同時に発売されたカスタマイズパーツ。2023年10月 税込2,640円(2023年10月時点)

付属デカールとクリアーパーツ。無色のボーナス付きです。

他のゾイドに取り付けられるように3mm穴と軸、5mm軸が付属(3mm軸は本体に取付済み)。ブレードライガーには取付方法が異なるので専用のパーツが用意されています。

成型色がシルバーとガンメタルのモノトーン調になり、どのゾイドにも合う色になっています。

砲身やブースターはグレーになっています。

基部のハードポイントを使ってケーニッヒウルフに取付。ただしウルフとブースターだけでは接続軸がなくそのまま取り付けることが出来ません。3mm軸をランナーから切り取るかMSGや他社製の物を使う等する必要があります。画像ではブースターキャノンセット付属の3mm軸を使用しています。
※あくまでケーニッヒウルフの後部に取り付ける場合ですので他ゾイドはこの限りではございません。

可動域

可動に関してはダークホーンでも記載しているのでそちらも参考にしていただければと思います。

頭部が上下に可動。振れ幅はそこまで大きくありませんが表情付けるには十分です。

BJ接続で顔を傾けられます。

キャノピーが開閉出来、帝国共通のコックピット兼脱出装置があります。

取り出すにはキャノピーごと取り外す必要があります。

口が開閉。画像の状態で最大まで開いています。

胴体は3ブロックに分かれておりBJ接続。引き出し構造はなく、非常に緩やかな曲線になるぐらいしか動かせませんが元になった生物の動きを考慮すると充分だと思います。

武装は各種角度、方向を変えることが出来ます。後部にある「対ゾイド3連リニアキャノン」は基部との接続がゆるいので上下に動かしたとき外れやすいです。

側面には「4連マルチミサイルランチャー」を装備。展開させることが出来ます。

脚部はBJによる接続でロール軸。BJは緩くなったり破損しやすいので注意が必要。

軸は上下にのみ動き引き出し構造は無し。僅かですがハの字に開きます。

脚には2軸ありますが深く曲げたりは出来ません。

ポーズ

可動域が広くないのでポージングは限られますが、AB追加により突進するポーズは迫力が増します。

特殊装備仕様とはいえ火力は健在。ビームキャノン展開により後方から援護します。

以上グリーンホーンABのレビューでした。武装の新規造形されての待望の立体化は、その期待に応えられた内容になっているのではと思います。コトブキヤのボーナスなのか、ランナー丸々付いてくるのでレッドホーンと同じ武装に切り替えることが出来るのもいい所です。妄想戦記の機体がまた一つ追加され今後のラインナップにも期待したいです。

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